平成28年2月2日に、東京塗料会館で行われましたセミナーに参加してきました。
今回のテーマはこの三つでした。
①建築塗料のトピック
②ここまできた水系仕様
③内装に新しい潮流
①のテーマでは、過去の塗料生産、出荷のデータを振り返り、それから今後の動き予想までを数値化し、そこへ向けた対策の必要性を学べました。また塗料中の鉛廃絶にむけた業界の取り組みも取り上げ、それに代わる代替品の塗料の内容など細かい説明を聞くことができました。
②のテーマでは、あらゆる場所で水系塗料を使う動きが増えてきているという内容でした。以前は溶剤塗料の使用が常識であった箇所を、水系塗料で補う形。性能、品質ともに以前は溶剤塗料が勝っていた部分が多々ありましたが、近年は水系塗料の性能、品質も上がり、溶剤塗料に引けを取らないものも沢山出てきました。
また使用時に溶剤塗料では少ないものもありますが、VOCの排出が課題でしたが、これを水系に変えることで、今までよりもVOC排出の削減にもつながるので、さらなる性能、品質の向上と多用途への使用が可能な製品が出てくることを楽しみにしています。
③のテーマでは、多くの住宅の壁には壁紙が貼られていますが、その上から塗装をするという動きが増えてきているとという内容でした。壁紙の多くは貼りなおす場合既存の壁紙を剥がさなければならないのでゴミも出ますが、塗装の場合はその上から塗装が可能なので、環境にも優しく、容易に色替えやデザイン、ワンポイントでの使用や機能性の高い物等、壁紙とは違った良さも沢山あります。DIYブームもあり以前より塗料が身近になってきているので、もっとたくさんの方に、興味をもってもらい、塗装仕上げの良さが伝わるように、色んな角度からアプローチしていこうと思っています。
2016年3月17日