材料が同じなら誰が塗っても同じ?~長期に渡りトラブルを防ぐ職人の知識と技術~

先日、

2018年度 建築塗料・塗装セミナー

主催 一般社団法人 日本塗料工業会

   日本塗料商業組合

   一般社団法人 日本塗装工業会

後援 公益社団法人 日本建築士連合会

に参加して参りました!

 

今回の内容は、

・建築塗料市場の最新動向から建築と塗装・塗料における不具合事例と対策

住宅内装塗り替え

匠の塗装技術が創るアートの世界

私どもとしては、どれも注目のテーマで吸収するべき情報の多い4時間でした。

しかしながら一番多くのお客様が特に気になる内容は

塗装・塗料における不具合事例と対策

ではないでしょうか。

 

さあ 我が家の塗り替えだ!綺麗になるぞ!とお客様がわくわく施工を依頼されます。

それなのに、塗り替え後数年待たずに浮き・剥れあるいは望んでいた塗料性能が発揮されなかった・・・などトラブルに見舞われてしまってはひどく残念ですよね。

使う塗料が同じなら、誰が施工しても 果たして同じ仕上がりになるでしょうか?

答えはNOです。

 

いっぺんに塗装といっても、職人は(ほんの一例ですが)このようなことを先ず加味します。

環境要因気温 湿度 結露 日射 風通し

下地材仕様 粉化層除去の必要性 コンクリート脆弱化の否

下地状態旧塗膜の見極め・研磨刷りや縁切りの必要 皮脂や撥水加工の有無

施工期間季節による施工期間 塗装間隔の調整

このような要素から必要な処理や施工手順を出し、お客様に最適な選択肢を誠実に説明・提案しなくてはなりません。

お客様の大切な住宅を守る塗り替え職人は、塗膜不良のメカニズムを理解し正しい施工方法を導き出す資質が必要なのです。

 

発売当初、塗り替えの要らない外壁材として発売された商品が 蓋を開けてみたら実は15年から20年で要塗り替えだった・・・コーキングが10年と持たずにひび割れた・・・という事例が相次いでいます。

そんな中、今の塗装業界は深刻な職人不足 後継者不足と言われています。悲しいことに、面接から昨日の今日で現場を任される職人も中にはいるのです。

当店も職人チームとしての強みを生かして、しっかり人材育成・指導 最新セミナーへ積極的参加等

お客様が安心して依頼できる知識と技術を学び続けていきたいと思います!

2018年9月26日